ある日、スタッフが「先生、コレってどう思われますか?」とスマフォを見せてくれました。
(スタッフというのは娘のマカロンですが、仕事の時はキッチリ線引きさせてます。)
そこには、肌断食のことが書いてありました。
肌断食という口コミ美容法が流行中
ふーん。
何も肌につけないってこと?何もしないでじっと我慢すること???
あらあら、何だか聞いたことがあるわ。
そう言えば!昔、こういうのありました!
化粧水も乳液もクリームもつけないでいいっていう考え方。
30年くらい前かな?
それにしても口コミ美容って、昔流行ったのが必ず回ってくるのね~。
「昔流行りました」っていうのは、ニベアでも手ぬぐい洗顔などの記事でよく私コメントしてますよね!
「コレってどう思う?」っていう問いには「ムリムリムリ~」と答えました。
肌断食の考え方を調べてみました
そこで、色々と調べてみました。
いや~驚きましたね。
このワードがネットの広告とかビジネスでめちゃめちゃ利用されてるやんか~!
- あるサイトを見ると、「オススメする○○」にアフィリエイトリンク(広告)が貼ってある!
- あるサイトでは「肌断食にはコレ!」いう広告が
- キャッチーな化粧品の広告が
- ノウハウ本めっちゃアマゾンに出てる
あ~そういうことか(笑)
いわゆる流行なのね。
基本のやり方を見てみました。
【肌断食の考え方】
- 化粧品が肌にダメージを与えている
- 肌を育てる
やり方は
【肌断食の注意点(??)】
- 何も塗らない
- 週末にする
- 保湿しない
- 乾燥するならワセリン
- 洗顔は基本ぬるま湯のみ
- 皮脂には石鹸洗顔
- メイク(主にファンデーション)をしない
- メイクするならミネラルファンデメイクが良い
どうやら肌を休ませて強くしようという魂胆のようです。
レ・ソワンのスキンケアと肌断食の比較
言いたいことはわかります。と言うか、めっちゃわかる。
何だか、私が考えたケアと同じことろもあるし。
そこで、詳細に比較してみました。
肌断食と主旨は同じ
肌断食の理念とか考え方とかは
- 与えすぎておかしくなったお肌のバランスを元に戻そうということ。
- バランスを取り戻し自分の肌の機能を回復させようっていうこと。
これは、私もそう思います。
肌断食と私が提案するスキンケアの基本の理念は同じです。
私のスキンケアは「肌を自活させる・何かトラブルが起きても酷くならない肌」が理念です。
しかし、スキンケア製品に対しての考え方は違うようです。
スキンケア製品使うものが違う
でも、ケアの仕方・使用するものが全く違います。←ココ重要
私の考え方は
- 清浄清潔を保つ
- 洗顔と水分は必要
- 油分のもの必要なし
肌断食とは全く逆です。
そして、私にとって、どうしても譲れないところを捨ててしまっている気がします。
それは・・・乙女心。
おそら肌断食を推奨する方たちは
- できればスッピンいや絶対スッピン希望。メイクしてもうっすらポイントだけ。
- 目元のメイクもほんのりサっと手早く、目立たない程度。
- 眉は整えず自然に、口紅とチークをつける。
という感じではないでしょうか。
以上のような方には、肌断食ピッタリだと思う。(知らんけど)
私はこういうの無理なんです。
だって、「お化粧してます~!」って言うのが好き。
だから、メイクなしでっていうのはアリエナイ。
- お風呂上がりに全身をお手入れするのが好き。
- 洗顔してスッキリして、ローションが染みわたっていく感じが好き。
- メイクするという工程が好き。
- ファンデーション塗った肌が好き。
な~んていう好みがあります。
しかも、私は、超超敏感肌のアレルギー持ちの超乾燥肌です。
ですからすっぴん肌で出歩くなんてできません。
外出時の風に舞うほこりや花粉、虫などで顔が大荒れしてしまいます。
肌が強くなるどころか刺激により弱くなってしまいます。
もし敏感肌でなくても肌が荒れてしまうのは明らかですよね?
私が求めているのは、
敏感肌でもアトピーでもニキビでも
お化粧ちゃーんとできて、それで自分の肌の機能も維持できる
自分の身をかまい丁寧に生活していますっていう雰囲気が出せる
と、いうスキンケア。
健康で綺麗なお肌を何年もかけてそれを編み出したわけです。
いくら流行しているとは言え、今の時代のスタンダードであっても、
私は、絶対肌断食を採用はしないでしょう。
肌断食は時代にそぐわない
では、最後に一言。
肌断食は、流行しており時代にそった考え方だという方もいますが、現代の環境にはそぐわないと思います。
途中で失敗し挫折し何も得られないことになるのだと思います。現代は、外気に漂っているもの・摂取するもの・水道水に至るまで清らかさのレベルが低いからです。
紫外線も凄いし、食物の栄養素も含有量が低くなってきている。こういった環境を無視して「肌」だけに責任押し付けているような気がしてなりません。
もし、肌断食を成功させるなら、晴耕雨読的な生活をするのであれば理にかなってると思います。
「悪い」といわれるものを排除し、日が昇ると同時に活動し、日が沈むと同時に活動を停止するような環境作りが必要です。