こんにちは、レ・ソワンのマドレーヌです。
お肌の悩みを持つ皆さんへ、ストレス問題をテーマにお話しますね。
この記事で、ストレスっていうのは色んな刺激で起こっている身体の反応だよ。
あって当たり前なんだよーん、だって、人間だもの。と書きました。
今回の記事では、ストレスと関係の深い私たちの脳の中の「視床下部」っていうところのお話。
ここの働きがわかると、なぜ肌荒れが起こるの?原因はなんなの?どうすればいいの?がわかります。
もくじ
視床下部のはたらきはスゴい!
私たちの身体は全部、視床下部ってところがコントロールしてます。
交感神経や副交感神経を働かすのも。副腎皮質ホルモン出すのも。
副腎皮質ホルモンって聞いたことあるでしょ?
よくアトピーや肌荒れで病院でもらう副腎皮質ホルモン「ステロイド」っていうやつのことですね。
視床下部ってね、指示出しているところなの。
自動的にコントロールするとこなのよ。
だから、「生命活動に関わる中枢」が集まっているというわけ。
図を使って解説しまょう。
①視床下部は何してる?
イメージよ、ざっくりイメージしてみてね。
脳の中の奥深くに、視床下部っていうところがあるのね。
脳下垂体が視床下部の下にあります。
脊髄とも直接繋がってます
とにかくここが中心となっています。
脊髄と脳下垂体に信号を送るのよ。
視床下部は「会社の社長さん」って感じの働き
視床下部は「会社の社長さん」のような働きをするって言うとわかりやすかな。
各拠点(支店)である脳下垂体や脊髄に命令してるのね。
- 生命維持に関わるもの
- 食欲や性欲・生殖など本能にかかわるもの
- おしっこ、のどが渇くなどの生理的な現象
- 怒りや恐怖にあおられて攻撃・逃げ出すなどの行動
- 感情に伴って顔の表情を変えるなどの感情的な反応
- 代謝や生殖に関わるホルモンの分泌
- 成長ホルモンの分泌
全て、脳の視床下部がコントロールしてるのよ!
私たちは無意識なんだけど、自動的に行われている呼吸や心臓の動き呼吸体温調節、呼吸もそうなのよ。
視床下部は大変忙しい
視床下部から各拠点に命令を送っているのはわかったかな?
では、ストレスが起きた時どうなるのかを、流れで見ていきます。
ストレスが起きた場合
外的な刺激が起こりました!
脳はまず、仕分けを行います。
ゆっくりで良いものなのか?急ぎなのかがを判断するのが最初の仕事。
①視床下部から神経系統に命令する
超激早スピードで命令送ってあげなきゃいけないのが脊髄・神経拠点。
知的・運動・生命活動を行う営業所を持ってるの。
ここの拠点は、割と咄嗟に反応するものが多いのよ。
- 思考とか判断。それから感情ね。(⇦これ知的活動っていうの。)
- 手足動かしたりの運動活動。(⇦ここに自律神経なんかも含まれます。)
- 生命活動(⇦呼吸したり血液送ったり。)
こういうのも視床下部から脊髄・神経へ指示行っているのよね。
24時間営業。絶え間なく動いています。
聞いたことない?交感神経が優位って。
ブルブル震えたりカッカしたり、怒りや悲しみの感情、痛みなども「視床下部→脊髄」という線立つ経路。
この時に、末端神経でアドレナリンが出るの。
自律神経の交感神経優位の時は、こんな感じ。
但し、自律神経の中の「副交感神経」は、脳と直接命令が来ます。
副交感神経のうち、脊髄から命令されるのは、生理現象(食事・排泄など)となります。
それ以外の、睡眠や泣くとか癒し系の行動は脳から直接来ます。
②脳下垂体拠点はゆっくり
ゆっくりで良いのは、脳下垂体拠点。
脳下垂体は、主にホルモン分泌をする営業所を抱えています。
- 代謝・免疫・生殖なんかを司ってます。
- すぐには反応しなくていいの。ゆっくり作用させていくので大丈夫!
ストレスが起きて交感神経が優位になった時に出すのが、糖質コルチコイド。
これは、副腎から出るのよ。
ふーん、そうなんだ。でいいわよ。
私ってこうやって動いてるのか!とイメージ膨らませてみて。
私は、偉大なる視床下部だなーって思います。
たっくさんの仕事を抱えていて、キレものの社長さん。
大好き♡って思っちゃいます。
さぁ、凄い働きをする視床下部なのですが…
実は、長時間ストレスにさらされて長期的にホルモン(糖質コルチコイド)が分泌されることになると、ちょっとやっかいなことになっちゃうタイプなのです…
視床下部が上手く働かない…
あまりにも忙しすぎて上手く仕事をこなせなくなっていきます。
①外的刺激が多すぎてバグる
つまり、コントロールしている視床下部自体がおかしくなっちゃうのです。
(飛ぶなよー社長…)
視床下部は、ストレスからの刺激があると「緊急的に反応する交感神経」のために命令を出さなくてはいけません。
兎にも角にも、交感神経を優先順位1位としないといけません。
他にも、ホルモン分泌の命令出さなくちゃならないところはあるのに・・・ですがそれはちょっと後回し。
まずは、トラブルが起きているところを何とかしなくちゃああああと、指示を出しまくるんですね。
これは、拠点から上がってきた問題を本店が迅速に対応するという形に似ているかもしれません。
「今まで何してたんやーーーー」っていう罵声は飛びません。
視床下部社長はパワハラは起こさないんです。
実は、視床下部には次のような機能がありません
- あらかじめパトロールをして自動で予防する機能
- 何がどれくらい入ってきたのか?量を自動で記憶するという装置
がありません。
なぜならば、人間の身体は
各拠点が出した量を
フィードバックするというシステムだから
これを負のフィードバックと言います。
社長は支出だけを管理しているって感じかな。
本来、ストレス刺激がそんなになければ、忙しくもないから、ちゃーんと仕分けできるんだけど。
また交感神経営業所ですか?
え、今度は、運動営業所の手足の調子が悪い??
目が見えづらい??
あ、ところでビタミンいくら排出したっけ?
もういい加減にしてくれます?!
というような具合になっていくのかもしれません。
瞬間に対応しなくちゃいけない「急ぎの案件」である神経関係ばっかりに気をとられてしまうのかもしれませんね。
脳下垂体拠点の甲状腺ホルモンや生殖ホルモンはそっちのけ。みたいなことになっているかもしれません。
一応、ストレスに耐えるために「副腎」から糖質コルチコイドっていうホルモンは出しますが…
これがまた厄介…
糖質コルチコイドは、出過ぎると副作用があるのです。
そのおかげで様々な身体の不調が起きます。
なので、女性には
生理不順・月経前緊張症・不妊・無排卵月経、甲状腺亢進症、甲状腺機能不全・不眠・肌荒れ・アトピー・ニキビ・食欲不振・過食
などの悩みが多くなっちゃうのよ。
だから、最終的に病院で「ストレスから来るものですね・・・」「ストレスをなるべく避けてください」言われることになっちゃうの。
②ストレスにさらされることで起きる不調
ストレスに耐えるために、ゆっくり出てくるストレスホルモン。
先ほども申しましたが、本当に厄介です。
ストレスに長期間さらされると
糖質コルチコイド(ストレスホルモン)濃度が高い状態が続き
不調が起きる。
ちょっと難しいですね(汗)
つまり、これがストレスが溜まっている状態。
ストレス(刺激)が起こる→交感神経優位→緊張状態が続く→ストレス耐性ホルモン糖質コルチコイドが出る→副作用が起きる
物質の名前は覚えなくてもいい!!
緊張状態が続くと、身体は何か症状を引き起こすのね
って覚えてほしい。
いかがかしら。
全部あてはまらなくても、少し思い当たることありませんか?
例えば、「ストレスからニキビ」と言うのは、交感神経が働きすぎて、ストレスホルモンが出過ぎた状態を指すのよね。
マドレーヌ式ストレス緩和法
皆さんに気をつけていただきたいのは、
ストレス解消しなきゃ!と
頑張るのがストレスになる
です。
まずこれをわかって欲しいな。
例えば、ニキビ。
「ストレスからのニキビは、体が起こしている当たり前の反応なのよ」と思って欲しいの。
それはね、
なんとかしなきゃ(汗)=自分を攻撃しちゃう
↑
交感神経が働く
当たり前なんだー=自分を攻撃しない
↑
副交感神経が働く
副交感神経は、直接視床下部と繋がっているので、交感神経の影響は受けません。
理屈抜きで、当たり前なんだーと思う練習をしてみてください。
これから始めると、意外とすんなりニキビが減っていくこと多いです。
ストレスはあって当たり前。負けないように身体は頑張っている
人間はね、視床下部が正常でホルモンが正常に出されていれば、上手に器官や臓器が働きます。
本来の身体のしくみから言うと、ストレスに負けないように、身体が頑張るのは当たり前なの。
そして、充分耐えれるような身体なはずなんです。
ただ、私たちは、長期戦が苦手。
ストレスはあって当たり前ですが、でも、ずーっとずーっと長く続くとショートしてしまいます。
それは、仕方がないことなの。
長期的なストレスに耐えるようにはできていない、ということはわかってあげて欲しい。
身体は、自動的に頑張ってるんだから。これ以上、追い討ちをかけないであげてほしい。
だから、あなたは、ストレスを解消するように頑張る必要はない。
ストレスが長く続かないように何らかの手を打てば良いのよ。
脳を騙してあげてほしいの。(騙すというと人聞き悪いけど)
ストレス解消を考えるよりも、ストレスはあって当たり前と思って、騙し騙しやっていくのが私の方法。
一番わかりやすいのが、こちらの記事かなーと思います。
このほかにも、自己肯定感の高め方でシリーズで、脳を騙す方法を書いています。
是非、ご参考になさってください。