こんにちは。
レ・ソワンのマドレーヌです。
今回はストレスについて語りたいと思います。
もくじ
ストレスが原因って言うけれど…
よくね、お越しになった方がおっしゃる肌荒れの原因に、「ストレスで」っていうのがあります。
皆さん感じません?
皮膚科へ行っても、婦人科へ行っても、内科に行っても「原因はストレスですね。」「はぁ〜ストレスね…」
と私は思ってしまいますが、皆さんはどのように感じますか?
ストレスって何だろう
「いや、分かってますって!!」
ってなりません?
中には、
ストレス溜まってるのか…
とネガティブになる方もいらっしゃると思います。
ストレス発散しましょう!→どうやって??
ストレス溜めないで!→どうやれば溜まらないの???
だよね!
私もいつも思う。
これ知っておいてほしいのだけど、
そもそもストレスとは、
外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと
だそうです。
▼ 厚生労働省サンが言うてはります〜
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことを言います。外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。つまり、日常の中で起こる様々な変化=刺激が、ストレスの原因になるのです。進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事も変化=刺激ですから、実はストレスの原因になります。
出典:知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス総合サイト
- 身体で感じるストレス
- 心のストレス
- 社会的なストレス
の3つがあるってことよね。
つまり、生きている限りストレスは絶対あるってこと。
ストレスは生きている以上絶対ある
だって、そうじゃない?
ストレスがない人はいないと思いません?これを覚えていて欲しいの。
ストレスはあって当たり前なんだ!って思って欲しい。
「いや、あの人はきっとストレスないはず」「私はストレスを乗り越えられない弱い人間」
ストレスを抱える人がよくおっしゃることなの。
まず最初は、ストレスなんてあって当たり前、って思って欲しいの。
ストレスってこういうこと!
ストレスが起きている時、私たちの身体ってどんなことが起きているのか?を知ると意外とあっさり解決策が見つかるものよ。
でも、あまり深く追求すると、難しく長いお話になるので、
「カラダの仕組みとしてどのような状態になるのか?」をここでお教えしますね。。
身体の仕組みからストレスを考えてみよう
自立神経の反応
通常、お医者さんに指摘される「ストレス溜まってますね、ストレスからですね〜」っていう時は、自律神経が深く関わっているのよ。
自立神経の中でも、特に交感神経。
「交感神経が優位」って言葉聞いたことないかしら?
ストレス感じたら「ゆったりリラックスしてねー」なんて言いますよね。
それはつまり、交感神経が働き過ぎてますよーだから休ませてあげてねーっていうことなの。
自立神経は内臓や血管を支配する神経です。意識しなくても自動的にはたらいて、内臓のはたらきを調節します。自立神経は交感神経と副交感神経の2種類に分けられます。交感神経は闘争と迷走の作用です。戦ったり逃げたりしている時の体の状態を考えれば交感神経の作用がわかります。副交感神経はリラックスし、食事をし、うんちやおしっこをする神経です。
医学博士針灸師野溝明子著 解剖生理学P102~P104より抜粋
ストレスっていうのは、外からの刺激が発生した時、瞬間に身体は闘うか?逃げるか?といったような神経がビビビっと判断しているの。
まあ、緊急対策として、交感神経が出動してるわけ。
ちょっとイメージしてみよう!
これが交感神経による身体の反応。
ある意味興奮状態ね。
これは瞬間の身体の反応のお話ね。コンマ何秒の世界の話なのよ。
この状態の時を「ストレス」と言っているのです。
(まあ、そりゃこの状態がずっと続くとしんどいよね。本来であれば、時間がくれば自動的に副交感神経が働くのですが、今回は、ストレスのお話なのでまた別の機会にお話しますね)
その次にどうなるか?
次はホルモンが分泌されていくのね。
なんでってそれは、人間の身体の仕組みなのよ。そういうものなの。ここはそうなのねーと思ってくださいませ。
ホルモンの反応
ホルモンによる長期的反応
外的刺激の時、瞬発的に自立神経が反応しますが、それと同時にホルモンも分泌されています。交感神経は末端でノルアドレナリンを出し、副腎髄質はノルアドレナリンとアドレナリンを出します。(カテコールアミンというホルモン群)体は同時に長期的に作用するホルモンも出します。それが副腎皮質から出る糖質コルチコイドです。これは、ステロイドホルモンなので、効き目がでるのはゆっくりですが、長く作用します。糖質コルチコイドは血糖値を上げ、カテコールアミンのはたらきを強めるなどの作用を発揮し、ストレスに耐える身体の体制を整えます。
出典:医学博士針灸師野溝明子著 解剖生理学P116より抜粋
多少長いストレスに抵抗し、身体に刺激を与えられても負けないようにしたり、変化するのを抑えたり元に戻そうとしているんです。
因みに、分泌される糖質コルチコイドはストレスホルモンと呼ばれます。
身体がストレス受けた時に分泌されるから。
身体に刺激を与えられても負けないように、身体は自動的に頑張れるようにできているの。
私たちの身体は頑張っていて、素晴らしい作りをしているの。
逆に、ストレスがなかったら人間は生きていられないとも言われているのよ?
ストレスは悪!っていう思い込み・刷り込みから起きる
ストレスを溜めているのは、「ストレスが悪!っていう思い込み・刷り込み説」もあると私は思っています。
知らず知らずのうちに溜まっていくストレス…どうしたらいいの…って考えるよりも、
私は、自動的にストレスって解消されるし再生するんだなーと人間の機能を信じた方が、ストレス解消になる!と思うの。
人間である限り
ストレスは起きるのよ、当たり前に。
体が頑張って立ち直るのよ、自動的に。
この素晴らしい機能は、人間であれば誰にでもついている装置です。
とっても、素晴らしいと思いませんか?
でね、もう一つすごいのが、こういうのって、私たちの脳の視床下部がぜーんぶやってることなの。
視床下部ってホルモン出したり、自律神経を働かせたり全部するんだよ。
皆さんは、ストレスそのもので、あなたが根っからおかしくなっているのではないのよ。
視床下部が、忙し過ぎてあれ?あれれ?となっているの。
「とにかくストレス解消しなくちゃ!」と考えるとストレス自体は解消できないの。
視床下部の負担を減らしてあげれば良いのよ。
と私は思っています。
皆さんの悩みは、視床下部とホルモンの働き、そして自立神経ととっても深い関係があるの。
視床下部のことも知っておくと良いですね。
次に説明していきますね。
何でもストレスで片付けないでよ、先生~(怒)