サロンで勃発する「身体の不調」のお訴えシリーズ。
先日は緊急記事で口角炎のことを書きました。
他にも色々あるのだけど、今の時期（真夏）は「隠れ貧血度」がわかりやすいの。
熱中症や便秘・下痢の影に隠れていますが、
となると、もしかしたら隠れ貧血かもしれないですね。
隠れ貧血は肌・心・身体からのシグナル
冬はいいの。人間の身体は栄養を溜め込もうとするから。まだマシ。
でも、夏は汗とともに汗も出てミネラル分を失くし、食欲もなく、意外と栄養失調状態になりやすいのよ。
そして、暑いもんだから氷が異常に欲しくなる。
それ暑くて氷食べているの？それとも…？！
身近な貧血の症状
貧血って言うと、「色白で華奢で細くて、静かな微笑みを浮かべている女性」って感じしません？
私はそう思っていました。
ですが、
「貧血には見えないけど？健康そうだけどね…むしろ、栄養過多？？」
って方に結構多いのよ！
太い細いはあまり関係ないみたいです。
貧血気味じゃないかな？？
と、お聞きすると
ってお聞きすると、たいてい
健康診断とかで、ヘモグロビンの数値もちゃんとしてるし！
そんなこと言われたことないです！！
っておっしゃるのよね。
ですが、
なんて言うのはもうかなりの貧血ではないかと思います。
※ マドレーヌ調べ（自身とお客さま方からのヒヤリングからのデータ）
貧血は鉄分不足だけではない
私が言う「貧血」は、単純に鉄分不足ではないの。
そして、あなたの隠れ貧血度は、ヘモグロビンの数値だけで判断できるものではないのです。
だけど、皆さんはヘモグロビン数値低い＝貧血＝鉄分不足＝サプリで補充なんていう感じで対応していませんか？
そこだけしか見ない。そこだけしか対処しない。だから、身体の不調が多いのだと思うの。
いつも言うことなのだけど、身体は、脳も内臓も筋肉も骨も繋がっていて、互いに影響しています。
隠れ貧血は、色んなものの栄養不足。
それを頭に置いて、隠れ貧血について考えていきましょう！
鉄分は貯めることができる
鉄分は、食べたものからあなたの身体に蓄積されます。
実はね、産まれる前からずっと蓄えてきているの。
お母さんの胎盤から臍の緒を通じて。母乳やミルクから。日頃の食べ物から。
溜めているところは、肝臓と脾臓と、筋肉や骨髄なのよ。
私たちは、日々の食事からの鉄分と貯めている鉄分で生きているわけです。
鉄分はほんのちょっぴりでOK
ぶっちゃけ鉄分はあまり必要ありません。
貯めている鉄分と、日々の食事で摂るだけで十分だからです。
そういうふうにできているの。そこは深く考えなくてよろしい。
鉄分を気にして意識的に取ると、それだけでバグが起きてしまいます。
だって、チビっとで良いものを大量に取るとおかしくなっちゃうでしょ？
不足するのが気になるのはわかるけど、まずはしっかり貯められるようにしてあげたほうが良いです。
筋肉や骨髄で貯めているんだから、そこをしっかり補強した方が良いと思うの。
先ほど、鉄分は肝臓・骨髄・筋肉で貯めるって言いましたね。
と言うことは、
筋肉を作るタンパク質も必要だし、
骨を作りしっかり強くするビタミンDやカルシウムも必要よ。
肝臓が動くエネルギー源となる良質な糖質（白ごはん）も必要。
それに、私たちの身体に必要なのは水分。
栄養素を運ぶ血液も大事。これは血液は体液（水分）だからね！
女性は隠れ貧血が多い
それは、生理があるから。これはそうだよね！って感じでしょ？
女性の隠れ貧血と生理の関係、深堀していくから知っておいて欲しいです。
閉経前
生理があるからそりゃ経血でドバドバ出ていきますよね。
鉄分を失われる機会が多いことは多いです。
だから、まあ、補充は必要だよね。
けど、パスタやスナック、ファストフードでは全くと言っていいほど賄いきれません。
でも、そんなに心配しなくても大丈夫。
生理があるとういうことは、女性ホルモンがあるということなの。
この女性ホルモンが大変優れているのよ。
カルシウムやビタミンD・鉄分・ミネラルなどのバランスをとってくれたり、タンパク質の吸収を良くしてくれたりするのよ。
女性が女性として生きていくために、ブレーキやアクセルの役目をしてくれます。
なので、生理中に意識して鉄分量の多い食事をするだけで十分だと思います。
例えば鳥豚レバーを生理前と生理後に食べるとか。
※レバーは月に2回食べるくらいで十分だよ。
あとね、水分だね。
お茶ばっかり飲んでいると身体で水分代謝されないばかりでなく、鉄分・ミネラルの吸収を妨げちゃうから。
水分と栄養素の吸収を良くするためにも、お水が良いです。
おすすめのお水の飲み方書いています。サロンのお客さまには必ずお伝えしています。
▼マドレーヌがおすすめするお水の飲み方
閉経後
生理がないから〜♪経血出ないから〜♪貧血の心配はなし！と思っていると、大変な目に遭います。
閉経すると、女性ホルモンは全くと言っていいほど分泌されません。
全くなくなるわけではなくごくごく少量だけになるの。
だから、女性は、老化すると骨粗鬆症が増えたり筋肉が痩せたりしやすいの。
エストロゲンってとってもやる気にさせてキラキラさせてっていうホルモンなんだよね…
ホルモンのありがたい影響を受けて、人生歩んできた私たち。
老化現象を感じてショックを受けますよね。
これも、やっぱり女性ホルモンが分泌されなくなったことが大いに関係してきます。
更年期っていうやつなんだけども。
でも、栄養不足ってことには目が向かないのよね…
閉経後の栄養不足は本当に気づかないのよね。
私は、閉経後、異常な本数のガリガリ君を食べているところを娘（マカロン）に目撃され、隠れ貧血が発覚しました。
ガリガリ君、高校生以来の爆食いでした、笑
隠れて食べていたガリガリ君で隠れ貧血がわかるという…なんとも…笑
閉経後は、タンパク質やミネラルを積極的にとった方が良いですね。
いつもの食事に、鶏の胸肉やささみ、砂肝（砂ずり）。赤みのお肉などをプラスすると良いです。
タコ・イカ、ちりめんじゃこなどを少しプラスして食べるといいですね。
たくさんではなく20gくらいで十分。
全世代の女性に共通して言えること
鉄分を意識する食事にするには、亜鉛やマグネシウムなどを含むのも意識すると良いと思います。
大体、鉄分・亜鉛・マグネシウムってセットになっているので、以下の食材を使ってみてください。
鉄分を意識した食事
そんなに難しく考えなくてもいいです。
吸収されにくいからどう調理しようかな？も考えなくて良いです。とにかく少しでもお口に入ればOK。くらいの考えでいいのよ。
- カツオやマグロなどを週に1回（大きい魚の水銀が気になる方はちりめんじゃこやイワシにしておいて。）
- アサリやしじみを週に2回（コンビニのお味噌汁を活用するのが便利です。）
- わかめ、昆布、ひじき、めかぶ、もずくなどの海藻類はほぼ毎日（スーパーやコンビニでも買えますよね！）
- 豚レバニラ炒めを最低月１回最高月2回
- 赤みのお肉を週に1〜２回
そうそう、どの年齢でも、女性はプロテインを飲む必要はありませんよ！
プロテインはおすすめしない
プロテインには鉄分やミネラルも含むから、いいじゃん！！と思うかもしれませんが、
私は「百害あって一利なし」だと思います。
とにかく、プロテインは肝臓に負担がかかります。
もし、あなたが
ボディビルダーのコンテストに出るんだーとか筋トレ大会で入賞を狙っているとか、
激しい運動を1日中しているとか
何かのアスリートでいらっしゃるなら、
是非是非飲んでください。
それ以外、
日常でまあ筋トレしにジム行ってます
立ちワークです、
いやいや、運動はあまりしてませんの場合ですと、
サプリやプロテインはやめておいた方がよろしいでしょう。
本当にね、食品からで十分です。
水を必ず飲んで
隠れ貧血の方は、水が飲めない人が多いの。
お若い世代では、味のついた水分しか飲めないっていう人も多いです。
うっすら味のついたもの、ジュースなどもよくお飲みになる。
中高年になると、お茶をめっちゃ飲むのよね。
コーヒー、紅茶をお水代わりにしている人も多いです。
そして、全世代ペットボトルの「緑茶」をよく飲んでますよね！
鉄分の吸収を妨げることが多い。
吸収を妨げないのは、「水」以外ありません。覚えておいてね。
以上、隠れ貧血のことをお話しました。
参考になさってくださいね。
