今回は、口角炎のお話しです。
私どもでは、口内炎や口角炎も肌トラブルのひとつに含めています。
と言いいますのは、アトピーやニキビの子たち、それから敏感肌の子に多いからです。
多くの方が口の端切れて赤くなっています。
私もよく起こしますね。
特に口角炎は見た目も痛そうだし自分自身もツライですよね。こういうのって気分が下がる原因でありますよね。
これは何とかしないといけませんね。そこで、何とかするために知って欲しいことを書いていきたいと思います。
もくじ
口角炎とは
私の場合、年がら年中いつも口の端が切れているというわけではないですが、記憶では初夏~夏本番にかけては痛い思いをしていますね。
毎年6月か7月ごろに起こします。
痛いときは、「もう何で~??」と必死になって治そうと思うけど、治っちゃうとどうでも良くなる、そして、また切れてどうしようかと悩む…こんなこと繰り返していても仕方がありません。
口角炎って何なのか?と起きる原因を見ていきたいと思います。
その名の通り、口の両端である口角に炎症が起こる皮膚疾患のことをいいます。症状としては亀裂が生じることが特徴で、その他、びらんや腫れ、出血を伴います。
出血後はかさぶたになり、白い点が粒状に現われる場合もあります。口角炎のかさぶたは剥がれやすいこともあり、完治が長引く傾向にあります。かさぶたになったら、なるべく大きく口を開けない、舌で触らないなど注意が必要です。
口角炎を発症すると、口を開けただけで痛むため、最悪の場合は食事もままならないといった状態に陥ります。数日程度で治る場合がほとんどですが、一度かかると再発しやすくなるのも口角炎の特徴といえます。
口の端が切れて痛い思いをしますね。
血が出ていたり口が開けられないことがありますね。中々良くならない・・・辛いですよね。
起こる原因
口角炎の原因は、ひとつではありません。さまざまな原因があり、それにあった対処をとらないと症状は改善していきません。
口角炎を発症してしまう具体的要因としては
- カンジダ (カビの仲間)感染
- ブドウ球菌、連鎖球菌などの細菌感染
- 生活習慣の乱れ、ストレスや疲労
- ビタミンB2・B6、鉄分の欠乏
- アトピー性皮膚炎、食物などによる接触性皮膚炎
- 長期の薬剤使用や化粧品よるかぶれ …
などこういった原因に対して、それぞれ対応していくことが治療法となります。いつまでも症状が改善しない方は、原因を見極めるところからスタートする必要があります。
随分、体の中からの影響がありそうですね。
それから、外側からの影響。つまり使っているもの肌に付けているものと関係があるということですね。
一番に接触性皮膚炎を疑ってみる
原因に接触性皮膚炎が書いてありますよね?
私にも心当たりがあります。今年は口紅。
歯磨き粉も関係しているのかもしれないですね。だって、歯を白くする歯磨き粉を使ってみましたから。
だから、そういうのは一番に排除済みしましょう。皆さんも一番にチェックしてくださいね。
口角炎の要チェック!
歯磨き粉・口紅・リップクリームによるかぶれ
そして、当たり前に排除しましょう。
- 歯磨きを低刺激のものに変える。
- 口紅をつけないようにする。
- リップクリームを見直してみる。
まずは、ここから始めてみましょう。
特に、リップクリームが盲点なのではないでしょうか。
安いリップクリームは余計に酷くさせてしまうことがありますので…
※ 私は、こだわりのリップクリームを使っています。
口角炎の根本原因は免疫力と腸にありそうです…
でも、毎年起こるということも考えるとちょっと根本原因とは考えにくい。そこで、根本原因を探ってみました。
免疫が関係している?
口角炎って野菜不足ってよく言いません?疲れているとかストレスからとかって言いますよね。
だから、免疫なのではないか? と考えてみることにしましょう。
腸には神経細胞がたくさんあると記事にしたことがあります。腸は免疫器官って呼ばれていて、第二の脳と位置付けられているんですよね。
だから腸に着目してみました。
腸と口角炎の関係
腸は、免疫器官であるとともに、もうひとつ凄い働きを持っているんです。
実はですね「ビタミン」を合成することができるんです。
![](https://salonlessoins.com/wp-content/uploads/2023/09/マド丸.png)
そうなの!
合成って言うのは自分で作り出すっていることなんだけど、できないから、摂取するしかないって誰もが思っていますよね?
腸は口角炎を治すビタミンを合成する
人間の腸の中には、
プロピオン酸生産菌という腸内細菌(善玉菌)がいて、
ビタミンB1、2、6、12
そして、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナイアシンというビタミンB群、ビタミンK
を合成してくれます。
![](https://salonlessoins.com/wp-content/uploads/2023/09/マド丸.png)
ビタミンB2・B6って不足すると口角炎の原因になる重要なビタミンなのよ!!!
本来腸では、ビタミンB2、B6が作られるのよ!
葉酸って女性に大切なものよね!妊娠前後にとらなきゃーって。
免疫とすごく関係のあるビタミンB12(神経のビタミンって言われてます)も合成してくれるの!
凄くない???
やっぱり、口内炎や口角炎は「腸」と関係すると思いませんか?
自分で作り出すには腸内環境が良い状態が条件
でもね、これは腸内環境を良好に保たれているということが条件なんですよ。
野菜不足になっているとか穀物ばっかり摂っているとか、こういった偏った食生活だと腸内環境が乱れますから、合成が難しくなります。
腸内環境が乱れて栄養分の吸収ができなくなり、善玉菌が上手く働けなくまってしまう。
そして、善玉菌が少なくなるのでビタミンB群が合成されなくなってしまう。
するとただでさえ、食品からビタミンB群の摂取が少ない上に、合成もされないとなると、欠乏症になり粘膜に抵抗力がなくなる。
口内炎や口角炎、女性の場合膣内環境が乱れる、目に出来物(モノモライ)ができやすい、結膜炎などといった症状が起きる。
というわけですね。
口角炎になったら一時的にビタミンB群、時にビタミンB2、B6を摂ってあげるのも良いと思います。
でも、「ぶり返したくないな」と思うのでしたら、是非「腸内環境を良くする」ことを心がけてください。
腸をキレイにして免疫力アップで口角炎を防ごう
では、腸内環境を良く保つ秘訣を書いておきますね。
お腹を冷やすと消化や吸収が悪くなるのは当然です。これは、機能が悪くなって腸内で熱が産出されないからです。また、冷たい水やジュースやアイス、氷などはダイレクトに腸を冷やしてしまいます。お腹を巡る血液も冷たくなってしまいます。
お腹は第二の脳、足首~ふくらはぎは第二の心臓です。やっぱりここを通る血液は温かい方が良いですね。冷たいものは減らすことを心がけてください(生野菜は含まれません)
何回噛んでいますか?とにかく、噛まないと消化・吸収できません。皆さん、だいたい5回くらいしか噛んでいないようです。最低30回は噛んでほしいです。これやると腹八分目になります。それから、本当に食事をおいしくいただけます。本来の味がわかるって感じかな。
野菜は緑黄色野菜と根菜、葉物野菜、生野菜が含まれます。どれかに偏るのもいけません。体を冷やしてしまうと言われる生野菜も必要です。あまり気にせず、まんべんなく摂っていきましょう。旬のお野菜を旬の時期に続けて摂ることをおすすめします。
海苔は良質のたんぱく質、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB12などを含み、女性に必要な葉酸も多量に含まれています。これらは、腸内環境を整えるのに必須ですね。自分で合成されるのと海苔からも摂取すれば理想ですよね。手軽に食べれるという点においては海苔が一番だと思いますよ。1日2枚以上食べると良いそうです。日本ならではの食文化の海苔、凄い栄養食ですね!
代謝をうながす作用があるようです。また、正常な細胞を活性化させるチカラがあります。腸内の神経細胞にもチカラを与えます。また、自律神経を正常にさせるチカラもありますから、積極的にとって欲しいです。1日に最低お茶碗1杯くらいは食べてくださいね。
まとめ
私も常に上記のことを実践していますよ。
仕組みがわかってきて腸の改善を心がけていますので、どうやらぶり返すことはなさそうです。
もちろん、「ヤバい!口角炎になりそう!」という感じがあることにはありますが、もう痛くて痛くて・・・っていうのはありません。
できても酷くならなくなってきました。
チョコラBB飲んでも、お薬塗っても治らない方は、私がおススメする対策をやってみてください。
何も症状が起きていない時から始めるのが良いかも!
皆さんの参考になれるとうれしいです。
え?マド先生?
ビタミンって自分では合成できないじゃなかったでしたっけ?