人間が生きていくために絶対必要な「食」
「食事に気を遣う」と言うのは、身体の生理機能と、ここ日本で生活するのに見合った食事方法。そして、食事が自分の生活の一部であることではないかと、私マドレーヌは思います。
3か月前に食べたものが今現在のカラダを作っていると言われます。
今、「食」はあまりにも偏っています。少し見方を変えて、食生活のこと考えてみませんか?
もくじ
マドレーヌの食事に関する思い
私は、子ども3人を育ててまいりました。
それなりに食事には気を付けてまいりましたが、最初からそうではありませんでした。
この経緯、きっと参考になると思いますので、ご紹介いたします。
私の食生活遍歴
私は料理は好きではありません。もし、料理やってくれる人がいるなら私は率先してしません。
30代半ばまで料理しなかった
結婚6年目くらいで2人目3人目を年子で産みましたので、その時から本格的な料理を始めたわけです。
30代ですね。そこから、試行錯誤したわけです。
結婚前は、全て母が家事をしていたので、結婚するまで料理や洗濯・掃除はほとんどしていませんでした。
最初は酷いもんでした…。(それを一番知っているのは元夫ですけどね)
どんな風に酷かったかと言うと、結婚当初、
- 朝ごはん→なしもしくは朝マックもしくはモーニング
- 昼ごはん→外食(定食・そば・うどん)
- 晩御飯→外食(ファミレス・居酒屋など)
家で食べるときは、できるのは鍋だけ。もしくはお刺身買ってくる。
結局、切るの面倒くさいから、鍋もお刺身も外で食べてましたね~。
面倒くさいからね…。っていう感じでした。
ですので、家事のやり方がわからなかったしそんなに重要だとも思っていませんでした。
料理を始めたのは、妊娠してから。でも、一人目はほとんど母がやってくれていました。
お弁当作り
私が、20年余り、ずーっとずーっと作り続けているお弁当。
3人の子どもたちが給食のある小学校ではなかったので…!仕方なく、ですが。
結局29年間、毎朝誰かのお弁当を作ってきました。
最初の5年は冷凍食品ばかりでしたが、今は全く使いません。
そういった試行錯誤があり、約20年ほどかけて、今のような「テキパキでササ―っとあるもので作る」っていうことができるようになったのです。
試行錯誤の結果出来上がった「マドレーヌ家のレシピ・家事育児のノウハウ大公開」として時々お客さまに伝授しておりますよ!
先日は、婚活30歳女子であるお客さまに「マンツーマンクッキングレッスン」を行いました。
母からの教え
思えば、私は、子どものころから食べることに関して母からよく怒られました。
子育てをしている最中などは食べさせることに関してグチグチ言われました。
めっちゃウザイ母でした。
が、今となっては、食生活に関しては大変理にかなっていることを言っているような気がします。
そんな私の母は「冷凍食品嫌い、電子レンジを使わない、味の素やマヨネーズ嫌い、酢をよく使う」でした。
実家にいる時、そういう母の料理があまり好きではありませんでした。
しかし、今我が家には電子レンジがありません。
結婚当初、オーブンレンジ1台買ってもらったこともありましたが、レンジの方は全然使えませんでした。
結局、オーブンもガスにしちゃったのでどっか行きました。
皆さん驚かれるのですが、特にこだわっているわけではないんです。
「小さい頃から無かった電子レンジを大人になっても使いこなせなかったのよ」という単純な理由なんです。
でも結果、これで良かったと今では思っています。
電子レンジを使わずにいたこと。これが私にとって食事に気を使うきっかけになりました。
- 電子レンジがないので、ご飯の温め直しはセイロ。シュウマイや豚まんもセイロで蒸す。セイロだから抜群においしいです。
- ブロッコリー、青菜・小松菜などのホウレン草はさっと(10秒くらい)ゆでる早技で栄養素もシャキシャキ感も残ります。
- お湯はナベで沸かすのでカルキもぶっとぶ。(っていうかカルキ抜きの浄水ですが)
- 電子レンジがないので、コンビニ弁当やコンビニ麺類の買う率は低くなる。
電子レンジの使いこなし術を知るよりも、食品の栄養素やカラダでの作用の仕方を知ることになりました。
ちなみに、私は炊飯器も使っていないんです。
ガスコンロに炊飯機能がついているので、鍋炊きです。もしくは、土鍋。
大人のため女性のための食育
こういう経緯がありましたので、個人コンサルのメニューに「大人女性のための食育」を入れています。
食事と肌と心は繋がっている
食事と肌と心は結びついています。
私が何度も何度も皆さんに申し上げることです。
肌トラブルだけではなく、
- 落ち着きがない
- キレ症・引きこもり
- 思春期の非行
- うつ
- DV
- 夫婦不和・家庭崩壊、・・・
人間が起こすトラブルやネガティブな感情は全て食生活で改善できます。
食生活がおかしいからトラブルが起きる
逆に言うと、食生活がおかしいからトラブル全般が起きていると考えられませんか?
では、偏っている・おかしいというのはどういうことでしょうか。
例えば、マドレーヌが考える「おかしい」とは
- テレビで放送された「からだにいいもの」を集中してすぐに取り入れる
- 足らない栄養素をサプリでとる
- 身体を冷やさないようにと温かいものばかり食べる
- 無添加・無農薬にこだわる
- 身体にいいと言って外国産の果物や野菜を食べる
- 1日1食ですます
- ○○ダイエットと称して一つの食べ物だけを摂取する
- 太るから肉を食べない
- 炭水化物ばっかり食べる・一切とらない
- 手軽なコンビニやスーパーの総菜ですます
- 麺類やカップラーメンをよく食べる
- 即席ダシやかんたん調味料を使う
- チョコレートを毎日食べる
- お菓子がないと不安
などなど。挙げればキリがないほどたくさんあります。
皆さん、どれかに当てはまるんじゃないかしら。
今の時代、情報もあふれていますからね、ネットで調べて「食」の情報を仕入れることができます。
技術も進んでいますから、コンビニやスーパーなどで手軽に「食」を手にすることができます。
そして、健康志向。
みんな健康でありたい、スタイルも良くなりたい。だから、普通ではない口コミや情報に振り回されています。
正直、私は
「そんなんじゃ身体と心のバランス崩して当たり前でしょ。」
と思っています。
大人女性の食生活に必要な栄養とは?
私たちは、体を作るもととなる栄養素を摂取しています。
人間は体を動かしホルモンや酵素などを分泌します。
人間が自分で作り出すことができない必須アミノ酸などは、食物からしか摂取できません。
3大栄養素
【三大栄養素】
栄養素のうち、動物の体をつくるもととなったりエネルギー源となったりする、たんぱく質・糖質・脂質のこと。出典:大辞泉(小学館)
生きる上で、必要な栄養素のうち代表的なもの
3大栄養素
(炭水化物・たんぱく質・脂質)
これががないと、私たち人間は生命を維持することができません。それぞれには、それぞれの働きがあって必要不可欠です。どれが欠けてもいけません。
3大栄養素を摂取できないとなると、人間は、ホルモンや酵素などを分泌できなくなります。
すると、身体全体がバランスを崩し、色んな弊害が出てきます。
食事はなぜ必要なのか?
食べることは消化ホルモン分泌すること
私たちは、毎日食事をしています。なぜ、食事をしているのか、
- 動物は他の生物を食べることによって、有機物を取り込まなくてはいきてゆけません。有機物とは、たんぱく質、脂肪、炭水化物などの炭素を含んだ複雑な化合物のことで、私たちを含め生物の体は有機物からできています。
- そこで私たち動物は、生命を維持するために必要な有機物を摂るために、毎日食事しているわけです。
- 食事で取り入れた食物は、体内消化、吸収され、代謝を受けて、エネルギーになったり、体の構成部分に作り変えられたりします。これら一連の減少を栄養と言います。
出典:2012年 秀和システム 徳島大学医学部教授 中屋 豊 『よくわかる栄養学の基本としくみ』10P
消化は、口から唾液が分泌されるところから始まります。
食道、胃、腸へと移動して、それぞれの消化酵素が分泌されます。
吸収されて身体のすみずみまでくまなく行きわたるようになっています。
だから、食事が始まると、各臓器は「待ってました!」とここぞとばかりに働くわけです。
食べるということは、太古の昔からおこなわれてきた人類の営みです。
「サプリ飲めばいいや」っていう話しではないのです。
食の偏りは心の偏りに繋がる
偏った食生活を続けるとどうなりますでしょうか?
食の偏りは心の偏りになりストレスに弱い精神状態になります。
その一例が、ストレスに負けてしまって肌が良くない状態になってしまうのです。
もし、肌を自分をキレイにしたいとかもっと美しくなりたい!と思っているのなら、食の偏りを治すことから始めましょう。
私が言いたいのは、
- 血眼になってガチガチのルールを作って守らないとイケナイよ。
- 添加物を完全に排除!カロリーを計算して無農薬にこだわってちゃーんと栄養素を考えて!
なんてことではありません。
「食べること」を楽しむのも必要ですからね。
マドレーヌ家の食事事情
私だって、市販のパンも食べるし、コンビニで買ったお弁当も食べます。マクド(マック??)も食べるし、外食もします。
でも、ポイントは押さえているんです。
ここは!っていうことを決めています。
私にとって最低限頑張るポイントは
- ちゃんとダシをとったお味噌汁(うちはイリコとかつお昆布ダシを気分で変えています)を1日1回作る
- 煮炊きもの(青菜の煮びたし・切り干し大根、ヒジキ、きんぴらごぼう、煮しめなど)はローテーションでほぼ毎日作る。
- 旬のお野菜を食べる
なんです。これでだけで、かなり、食生活は変わります。
そして、そのポイントを活かすために以下の法則を作っています。
- 真夏にほうれん草のお浸しは食べません。
- オクラやインゲンなどを交代で毎日食べます。真冬にオクラやインゲンを食べることはありません。根がピンク色のほうれん草や小松菜を交代で毎日食べます。
- 年がら年中作り置きで食生活。
- 煮炊きものを3日ほど作り置きとして活用し、メインのみ毎日日替わり。
- お味噌・醤油・塩・砂糖・昆布・かつお・海苔は絶対切らしません。
又、私が母から受け継いで、私の子どもたちへ伝えていかなければと思っていることを紹介したいと思います。
- お米・牛乳・卵は新鮮で良い物を高くても買う
- 玉ねぎ・ジャガイモは切らしてはいけない
- 塩は粗塩・砂糖はてんさい糖を使うと良い
- たんぱく質(肉)の倍の量の野菜を食べる
- 食品は絶対国産で、自分の育ったところで作られているもの
- お弁当には青菜類・豆類・お漬物などを必ず入れてあげる
- 夏は塩を効かした料理をつくる
- 電子レンジを使わなくても蒸す・焼くで十分
- お味噌汁はいりこでダシをとりなさい
- 子どもは小魚を食べるクセをつけておくとラク
- 何と言ってもお米が一番安くつくし一番安全でラク
若いころは、「ハイハイ、わかったって。うるさいなー」と思っていました。
でも、今では、これは私の口ぐせになってしまいました。
何度も何度もコンコンと言われましたので、このようなことは、私のポリシーとなっているのですね。
(これは、関西の瀬戸内沿いで育った私が母から言われたことです。お味噌汁などは地方によって違うと思います。)
以上のようなことを実践すると、自然と添加物をあまりとらない食生活になります。
そして、普段の生活でちゃんと食事をしておくと、少々外食しても大丈夫です。
って言うか、カップラーメン食べたり、外食が続いたりするとカラダが重くなって、「あー家のごはん食べたい」って思うようになります。←この言葉よく聞きます。主人も子どもたちも私もよく言ってます。
おいしいご飯食べているのが幸せで食べている時間が楽しくなります。
そうすると、健康的で精神安定となるということを実感できます。
つまり、食事に気を使うってことは、最大の自分への思いやりです。
だって、食べたものが全部自分の血肉となるんですもの。
食を見つめるきっかけにしてください
以上、私の例でお話をしてまいりました。食を見つめるきっかけにお役立てください。
当たり前に身体に良いこと
毎日コツコツ続けられて、当たり前のように身体にいいこと。をやっていきましょう。
自分でできる方法で!自分流で!しんどくない方法で!
何か食事に気を使うこと、始めてみてください。
心がしんどくならないように
「食事に気を使いましょう」と言うと、きっと無農薬野菜やら有機野菜やら無添加やらガチガチなことを思い浮かべると思うのです。
また、そういうもんだという風潮がありますよね?
そんなことしたって、心の方がしんどくなるだけなのでアバウトに考えてみてください。
▼個別のご相談も承っております。