こんにちは、レ・ソワンマドレーヌです。
今回は、気になるお肌の乾燥について書いてまいります。
もくじ
乾燥肌はどんな状態のこと？
乾燥肌は、その名の通り乾燥しているお肌のことですね。
水分と油分が不足しているお肌のことを指します。
状態としては、カサカサしたり粉が吹いたりするような状態。時には白く抜けたように見えることもあります。
乾燥肌が起きるしくみ
なぜ、乾燥肌になるか知っていますか？
ズバリひとことで言うと、あなたのお肌のバリア機能が壊れているということなんですよね…
バリア機能って聞いたことあります？
これは、私たちが健康に過ごすためになくてはならない機能なんですよ。
バリア機能が崩壊している！
私たちのお肌って、体の内部を守ることが一番の役割なのです。
そのために皮膚にはバリア機能というものが備わっているんです。
このバリア機能は2つあるんです。
セラミドやコレステロール、脂肪酸などの細胞間脂質と呼ばれる脂質の層とアミノ酸、尿素、糖、ミネラルなどの天然保湿因子（ＮＭＦ）と呼ばれる水溶性物質の層とが重なり合った構造をしています。
蒸発を防いで水分保持に重要な役割をしています。
レンガとレンガをくっつけるセメントのようなもの（接着剤）の働きをすると思ってください。
これら二つのバリアが正常に働いて、お肌を健康に保っています。
皮脂膜または細胞間マトリックスあるいはその両方が
不足することで確実に乾燥してしまいます。
これとっても重要です！
乾燥肌を防ぐにはバリヤを大切にすること
皮脂膜と細胞間マトリクスを大切にするのは、水分と油分のバランスを図ることです。
だって、この2つは水分と油分でできているからなんですよ。
皮脂膜を大切にする
私たちのお肌って、皮脂膜がないと皮膚は弱酸性に保つことができずに健康な状態が維持できません。
- 汗
- 垢
- お肌表面の常在菌
- 皮脂
で構成されていますが、どれひとつ欠けても皮脂膜ができないんです。
また、皮脂膜は刺激の強いもの、アルカリの強いものには弱いです。
タオルなどのゴワゴワしたものからの刺激、オイルクレンジングや炭石けんなどのようなアルカリが高めの石けん・フルーツ酸に弱いんですよね。
と考えると、お肌のスキンケアで使用するものは、天然保湿因子が入っているものや弱酸性のものなど、厳選しないといけませんよね。
細胞間脂質を大切にする
乾燥肌で不足している水分とは、体内を循環する体液のことなの。
表皮細胞の一番下の層は、体内を循環する体液でいっぱい満たされています！
この体液のおかげで細胞は生み出されているのよ。
生まれた細胞は、最後垢になります。
細胞間脂質（マトリックス）は細胞が生まれて垢になる過程で作られるもの。
この体液のおかげで細胞は生み出されているのよ。
どんどん生み出されると押されて潰れるの。
押し潰された細胞から出るのが、細胞間脂質なのよ。
細胞が生まれて垢となる時のことをターンオーバーって言うけど、細胞間脂質もその過程で起きるのよね。。
皮膚の細胞のターンオーバーが正常でなければ細胞間マトリックスは正常に作られません。
また、皮膚の細胞のターンオーバーは最低約２８日ですね。なので、一度失われた細胞間マトリックスが回復するのにはずいぶん時間がかかってしまいます。
乾燥肌にならないためのスキンケア
油分と水分のバランスが取れ、肌が健康な状態であるようなたスキンケアを送ると良いのです！
この体液のおかげで細胞は生み出されているのよ。
どんどん生み出されると押されて潰れるの。
押し潰された細胞から出るのが、細胞間脂質なのよ。
具体的には、
皮脂膜が壊され細胞間マトリクスが失われていくと、普段は弱酸性に保たれている皮膚のphが中性〜アルカリ性に傾きます。
それで、細菌が繁殖しやすくなります。
オイルクレンジングはphが中性に傾きやすくなります
美白のビタミンC誘導体とかは酸性に傾きやすいの…
この状態は、
- ちょっとした刺激で赤くなる
- かゆみを感じる
- 今まで何ともなかった化粧品で突然赤くなる
など、刺激に対して敏感になります。
お肌の状態を正常に保つためのスキンケアをして欲しいです。
乾燥肌が肌荒れの根源
敏感肌やアトピー肌だから乾燥しているのではないと考えます。
だから、私は
- オイルクレンジングやめようよ！
- バランスを崩す乳液やクリームなどの油分は使わないで！
- 刺激になるような化粧品はやめて！
- とにかく、外からも内からも水分補給してね！
と叫び続けているのです。
しっかり覚えて、バランス！水分と油分のバランスを図りましょ！
▼YouTubeでもお話しています。
皮脂腺から分泌される皮脂と垢・汗・常在菌で作られる膜（皮脂膜）があります。
皮脂による油の膜はお肌の乾燥を防ぐだけでなく、お肌を弱酸性に保って微生物などが繁殖しにくい健康な環境を作るために必要です。
薄い膜が私たちのお肌に張って守っていると思ってください。