こんにちは、レ・ソワンマドレーヌです。
今回は、過剰皮脂に焦点を当てて、女性ホルモンの影響が大きいという記事を書いて参ります。
暖かくなってくると、皮脂が増えてきますね。だんだん、皮脂が多くなり、トラブルが目に見えて増えてきがち。毛穴もめだってきますしね。
冬でも皮脂に悩まされている人いますね。
もくじ
過剰皮脂に悩む人の共通点
私がニキビの肌質改善を手掛けてきたお客さまは、年齢やライフスタイル、環境、出身などは様々ですが、
- 思春期の頃にいっぱいニキビができた
- 大人になってからは、生理前後とくに生理前のPMS(月経前緊張症)がある
- 全く生理痛がなく月経量が少ない
- 強い便秘
と、いう共通点がありました。
あと、チョコレートを食べる。これも、非常に多いです。
このような状況は、みんな共通していることです。
そして、どれも、ホルモンの影響を受けています。
過剰皮脂と女性ホルモンの関係
さて、この皮脂問題!
皮脂が出すぎていると、毛穴が詰まってニキビができやすくなりますね。
「じゃあ、洗浄して毛穴に詰まらないようにすればいいやん」と、そんな単純なものではありません。
この過剰皮脂の原因のひとつに、女性ホルモンが影響していることはご存知ですか?
女性ホルモンのことを知ると、解決する問題点がありそうですよ。
卵巣から分泌される女性ホルモンは2種類
女性は卵巣から2つの女性ホルモンを出します。
排卵まではエストロゲン、排卵後はプロゲステロンが主な女性ホルモン
出典:秀和システム医学博士針灸師野溝明子著 解剖生理学P132より抜粋
エストロゲンとは卵胞ホルモンのことで、プロゲステロンは黄体ホルモンのことを指します。
卵胞ホルモン=エストロゲン
月経後~排卵までに分泌されるホルモンで、とにかく、受精が成功するために女性を魅力的にするフェロモン系(笑)のホルモンなんです。
月経後は、気分よく過ごせ身体も軽い!というのを実感されたこともあると思います。
だから、キラキラ期と言うのですね。
プロゲステロン=黄体ホルモン
排卵期から分泌されます。
黄体ホルモンって、妊娠した場合に体を守るため、体を安静にするよう働くホルモンです。
排卵されると、妊娠するかもしれません。妊娠を継続するために必要なホルモンが黄体ホルモンです。
だから、安静にするよう体をだるくしたり、偏頭痛を起こしたり、肌を保護するためにメラニンを活発にさせたりするんですよね。
実は、これがやっかいです。
そして、皮脂も活発に分泌するなど、防御機能を盛んにさせます。
黄体ホルモンが要注意です。
黄体ホルモンの分泌と視床下部
黄体ホルモンなどの女性ホルモンは視床下部がコントロールしています。
女性ホルモンは間脳の視床下部からの命令で変動するので、精神的ストレスが強いとこうした症状が強く出たり、自律神経への影響も出ます
出典:秀和システム医学博士針灸師野溝明子著 解剖生理学P220より抜粋
上記の「こうした症状」は、皮脂の分泌を増加させたりが当てはまりますね。
視床下部からの命令が上手く伝わらず、黄体ホルモンの分泌量が常に増えている場合があるのです。
黄体ホルモン量が常に多く、その影響で過剰皮脂でニキビができやすいなどの特徴があります。
女性の中でも、ニキビが出やすい方は、ストレスをコントロールする必要がありますね。
また、黄体ホルモンは、血糖を調整するインスリンとの関係があるようで、甘い物や炭水化物を好む傾向にもあります。
▼黄体ホルモンと血糖の関係はこの記事にも出てきます。
黄体期の体の変化に注意
過剰皮脂の方にとっては、黄体期やっかいだということがお分かりいただけたと思います。
なので、体の変化に対応して行きませんか?
黄体期の変化の特徴
黄体ホルモンが分泌されている時に出やすい症状
黄体ホルモンが分泌されている時に、以下のような状況が出る方が多いです!
- 黄体期に、オイルクレンジングをすると爆発的にニキビが増える
オイルマッサージをするとせっかくのマッサージがかゆくてたまらないということになりかねません。 - たまらない偏頭痛で薬をのみ何となく肌もくすむ
薬を飲むので肌もくすんできたと感じる人が多いです。 - 甘いものが欲しくなりチョコレートを食べたくなる
女性の月経周期は、排卵後排卵前で分泌量が変わります。
片方のホルモンが多量分泌され、月経中には両方急激に減ります。血中のマグネシウムなどのミネラルのバランスが崩れやすく、チョコレートを望むことが多くあります。
黄体ホルモンのことがわかる余談
ピルやリングを入れている人
太ったり、偏頭痛があったり、吹き出物が多いとされています。知人でも、そういう人がいて、随分悩んでいました。ピルやリングには、黄体ホルモンの影響があり、体調不良や吹き出物はそのせいだと思います。
女性の妊娠時
女性が妊娠すると、最初、黄体ホルモンが大量に分泌されます。これがつわりの症状。次第にエストロゲンやプロラクチンなどが増えていきホルモンが一定量分泌され、人生最大の分泌量となります。妊娠中は、お肌の調子が良く体調も良いという方が増えるのはこのせいです。
実際に、日頃、生理前の偏頭痛で悩んでいた私は、妊娠中期より全く頭痛に悩まされないという夢のような時間を過ごせました。
黄体期のお手入れ
この黄体期(排卵~月経)までは、お手入れの考え方を変えて、徹底的に清潔に保つことに専念しませんか?
生理予定日より2週間前からの期間を洗浄保湿週間と考えてみましょう。
ひたすらこれだけを考えます。
だから、お肌に高機能なエッセンス等、栄養分を入れるのは、月経中~排卵までがいいと思います。
あぁ、ニキビができてしまった・・・と嘆くより
と考えるだけで、ストレスからのの解放ができるかもしれませんよ。
私のお客さま方には、生理前のアドバイスを徹底しております。
悩むことが少なくなったとお喜びです。
身体の生理機能を知ると納得がいくと思うのです。
是非、何度もお読み頂いてご自分の物にしてくださいね。
過剰皮脂に役立つ記事ご案内
以上、過剰皮脂の女性ホルモン影響についてお話いたしました。
身体(肌)と心は繋がっています。
このことを、ずっとみなさまに発信しております。お役立てください。
マドレーヌが発信「女性の教科書」
▼女性の教科書は役立つ記事がいっぱい
有料カウンセリング受付中
▼オンラインカウンセリングでご相談受付中